こんにちは、森下です。
今回はXMで両建てを行うことは有効的なのかどうか解説します。
また、XMで両建てを行うためには色々なことに注意しなければなりません。何に気を付けて両建てをすれば良いのかについてもこの記事で理解できます。
XMの禁止事項についても知らなければならないことはたくさんあるので、この記事を読んで正しい知識を取得しましょう。
■目次
XMでの両建ては有効的なのか

XMでの両建ては禁じ手と言われることもありますが、理論的にはとても有効です。
そもそも両建てとは「買い」と「売り」の両方のポジションを同時に持つことを指します。両は買いと売りのことであり、建てはポジションを持つことを意味します。
両建ては同じ通貨ペアで買いと売りのポジションを持つことが一般的ですが、異なる通貨ペアで行う場合もあります。
では、実際にどのように活かすのか見ていきましょう。有効な両建ての方法は2種類あります。
- 損失を確定して自分が欲しいタイミングを知る
- 利確をしてさらなるトレンドの変化に備える
それぞれを詳しく見ていきます。
損失を確定して自分が取引したいタイミングまで待つ
XMでの取引はレバレッジを最大で888倍までかけることができます。高いレバレッジをかけて取引をすることで大きな利益を生むことが目的ですが、大きな損失を生んでしまう可能性も持っています。
両建てをすれば損失を確定した上で新たなポジションを持つことができます。
例えば、自分の保持しているポジションから1万円の損失が出たとします。その際に反対売買のためのポジションを建てることで、損失を確定(事実上の損切り)することができます。
損切りが確定した上で次に自分が自信を持ってトレードをしたいタイミングまで待つことができます。
XMで両建てをする時は必要証拠金が0なので、口座残高に余裕を持つことができます。新たなポジションで先に固定させておいた損失分を取り戻すことができるようになったら、全てのポジションを確定します。
しかし、新たなポジションでも損失が出れば損失が重なることになります。
利確をして今後のトレンドの変化に備える
両建ては損が出た時に考えるものだけではありません。自分の含み益が10,000円を超えたとします。
その時に利確をしても良いのですが、もう少し伸びるかもしれないと予想できるかもしれません。利確しようか、もう少し待ってみようかという選択をしなければいけません。
両建てをすれば、利益を確保した状態でその後のトレンドの様子を見ることができます。含み益がある状態で反対売買のポジションを建てることで、利益を確定(事実上の利確)することができます。
両建ては有効的です。高いレバレッジを効かせて取引をする場合など、両建てを行うことでリスクを避けることができます。
XMでの両建ては禁止ではない?

XMにおいて両建ては禁止行為ではありません。しかし、XMで両建てを行うためにはルールがあります。
ルールを破ってしまうと禁止行為となり、禁止行為をしてしまうと口座凍結や出金拒否などが発生します。
XMでの禁止行為について見ていきましょう。
複数口座での両建て
XMでは口座を最大8個の口座を持つことが可能ですが、一つの口座で買いポジションを取り別の口座で売りポジションを取るようなことは禁止行為となっています。
また、複数口座が禁止されているのはXMや個人の口座だけではありません。他社の口座を使っての両建て、他人の口座を使用しての両建ても禁止行為になります。
XMで両建てをするためには完全に個人の一つの口座で行う必要があります。他業者の口座を使って同一通ペアの両建てを行うことはアービトラージ(裁定取引)にもなるので完全に禁止事項です。
大きな経済ニュースの前の両建ては禁止
大きな経済ニュースが発表される前の両建ては禁止されています。大きな経済ニュースの後には必ず大きな変動があります。そのような時に両建てをすることは禁止されています。
大きな経済ニュース以外にも事前に価格が大きく動くと予想できるイベントがある場合には基本的に両建ては禁止されています。
一つの通貨をヘッジする両建て
XMでは異なる通貨ペアで両建てを行うことは禁止されていません。
しかし、異なる通貨ペアであっても一つの通貨をヘッジする両建ては禁止されています。例えば、米ドルをヘッジする目的でUSD/JPYを売り、USD/CNYを買いというような両建ては禁止されています。
上記のことは守らなければならない項目です。この禁止行為をしてしまえば口座凍結や出金拒否などと厳しく罰せられる可能性があるので注意が必要です。
XMで両建てを安易にしない
両建ては確かに有効な手段です。両建てを行うことで有効的に取引を行うことができる場面も多々あります。特にXMの場合には高いレバレッジを効かせて取引をすることが多いので、リスクを避けることもできます。
しかし、上記のように禁止事項もたくさんあるので、安易にXMで両建てをしてはいけません。上記のような禁止事項を把握した上で取引をしなければなりません。
また、両建てでトレードを成功させた人は少ないとも言われています。熟練者であれば両建てに頼ってもうまくいくかもしれませんが、素早い損切りをすることができるかどうかということを考える必要があります。
色々なことに気を使いながら取引をする必要があるため、XMで両建てを安易に行ってはいけないのです。
まとめ
XMの両建てを行うことはいくつかのメリットがあります。事実上の損切りをした上で次のトレンドを待つことができます。
また、事実上の利確をした上でさらに相場が上がることを見込めるかもしれません。
しかし、実際にXMで両建てを利用するには禁止事項がたくさんあることを覚えなければいけません。両建てを単なる有効手段として記憶していると痛い目にあうので注意しましょう。