仮想通貨の世界は暴落ばかりで、暴落するたびに「心が痛いよ〜」と嘆いている方も多いですが、今回の記事で紹介する「積立投資」をすれば、少ないリスクで資産を増やしていくことができるかもしれません。
具体的に、積立とは何か?メリットやデメリットは?といったことや、どんな仮想通貨を積立していけばいいの?という疑問を解決してもらうべく、記事を書いていきたいと思います。
■目次
積立とは?
まず、積立とは何か?というところですよね。
なるほど、何もしなくても勝手に投資してくれるわけですね。
積立投資では、もっとも低いリスクで投資できる「ドル・コスト平均法」という方法で、機械が勝手に投資してくれます。
ドル・コスト平均法というのは少し難しいので詳しく説明することはしませんが、一言でいえば「安い時には多く買い、高い時にはあまり買わない」という戦法で、効率よく投資を行う方法のことです。

例えば月々3万円積立するぞ!という場合。わかりやすいように1ヶ月が30日あるとすれば、3万円を30で割った1000円が毎日投資されていきます。
日々レートは変化しますので、ものすごく価格が上がった時は同じ1000円でも少量を、ものすごく価格が下がった時は同じ1000円でも多量を、買うことができるわけです。
「積立については何となくわかった、ではそのメリットやデメリットは何?」という方のために、メリットとデメリットを紹介します。
積立投資のメリット
リスクを分散できる
これは、先ほど紹介した「ドル・コスト平均法」の特徴です。特に値動きの激しい仮想通貨の市場ではリスクを最小限にコインを増やしていくことができます。
細かな値動きを気にしなくて良い

自分で売ったり買ったりするとなると、値動きを追いかけるために常にチャートとにらめっこしないといけません。労力だけでなく、時間も取られますよね。
自動積立だと機械が勝手にタイミングを見計らって売買してくれるので、あなたは何も考えずぼーっとしておいても大丈夫です。
少額からでもスタートできる

積立は1000円からスタートできます。しかも、クレジットカードを使うことができるので、今手元にお金がなくてもすぐに始めることができるのはいいですね。
長期でみれば大きなリターンが見込める

仮想通貨の市場が大きくなっていけば、コツコツ積み立てていた資産の価値がかなり大きくなります。月々1万円ずつの積立でも、それが結果として何十倍になることだってありえます。
積立投資のデメリット
短期で爆発的に資産が増えるわけではない

上のメリットで「積立は長期的なリターンを見込むもの」とお話ししましたが、短期的に何十倍とか何百倍となるものではありません。
積立はあくまで、リスクを最小化する投資法なので、短期で資産を増やしたい人はレバレッジ取引などの「ハイリスク・ハイリターン」で戦うしかありません。
市場が傾き続けると少し心配になる

市場が傾くと、当然積立している通貨の価値も下がります。価格が下がり続けてしまっては、価値が下がっているものに対して投資し続けることになりますよね。
なので少し心配になります。しかし、仮想通貨の市場規模はまだまだ未熟なため、一時的な市場の傾きがあったとしても、また戻ることが多いです。
この場合、価格が下がった時に大量に買い入れできているわけなので、価格が戻ったらその分儲かりますよね。あくまで心理的な面でのデメリットとして紹介しましたが、長期的にみれば市場が傾くこと自体は積立では悪いことではありません。
積立はこんな人におすすめ!
積立投資のメリット・デメリットが分かったところで、どんな人が積立投資をすべきなのか、まとめてみました。
仮想通貨の積立をおすすめしたい人
・リスクを最小限にしたい
・長期的に投資を考えている
・他のことで忙しい(口座から指定した金額が勝手に引き落とされるだけなので、まったく時間がかかりません)
実際会社で働かれていたりする方は日中常に仮想通貨のチャートを見るわけにはいきませんから、一定額を引き落としてくれる方がラクだと思います。
いま積立できる通貨一覧
BTC(ビットコイン)

言わずもがな、仮想通貨の王者「ビットコイン」。積立で増やしていくのも一つです。
ETH(イーサリアム)

2018年はイーサリアムの年と言われています。筆者は、Zaifでのイーサリアム積立を実際にしており、大きなリターンを得ています。
ETC(イーサリアムクラシック)

イーサリアムから生まれたイーサリアムクラシックですが、当サイトでは今年はイーサリアムクラシックも飛躍の一年になると予想しています。今から積立を始めた場合、翌年、大きな資産になっているかもしれませんね。
XEM(ネム)

コインチェックで一躍有名になりましたね、ネム。こちらも人気の通貨になりますので、積立で増やしていく人も多そうです。
MONA(モナコイン)

モナコインは日本で生まれた仮想通貨です。なので、日本の投資家にすごい人気で、チャート的にも長期的に伸びると当サイトでは予想しています。モナコイン積立はイチオシです。
LTC(ライトコイン)

ライトコインはアメリカなどで人気な仮想通貨です。ビットコインが伸びていけば、一緒に伸びていく傾向が高く、積立で増やしていくのもいいかもしれません。
BCH(ビットコインキャッシュ)

ビットコインキャッシュはビットコインから生まれた通貨ですが、本当の意味でのビットコインの理念を引き継いでいると言われています。筆者が積立で増やしたいコインNO.1です。
積立にかかる手数料
Zaifで積立する場合

上のような手数料が設定されています。例えば、1ヶ月に積立する金額を「1万円」と設定すれば、2.5%の250円が手数料として取られるということですね。
なので、この場合は銀行口座からの引き落とし額は「10,250円」になります。ご覧の通り、多くの金額を積立するほど、手数料は低くなります。
bitFlyerで積立する場合
bitFlyerの積立は「クレジットカードでの販売価格(通常より割高)」で購入することになります。その時々で変動しますが、Zaifよりも断然高くなります。
積立するならZaif?bitFlyer?
積立で仮想通貨に投資できる取引所は現在「Zaif」と「bitFlyer」のみになっています。このうち、どっちでコイン積立をしようか・・・と考えられると思いますので
ここでは、それぞれの積立の特徴を書いていきますので、自分にあうと思う取引所を選んでみてください!
Zaifの積立の特徴
◎ 良いところ
・手数料が安い
・王道通貨のほか、ネムの積立ができる
△ 悪いところ
・BCHやLTC、ETCの積立ができない
「手数料が安い」というのは積立では長期的に見てかなりお得です。
bitFlyerの積立の特徴
◎ 良いところ
・BCHやLTC、ETCの積立ができる
・国内最大手の取引所であり信頼できる
△ 悪いところ
・クレジットカードでの契約になり、手数料がZaifと比べて高い
・ネムの積立ができない
当サイトのおすすめ
おすすめは、Zaifでの積立です。

上にも書きましたが、bitFlyerはクレジットカードでの販売価格(かなり高め)で引き落としされていきます。
クレジットカードでコインを購入したことがある方はわかるかもしれませんが、割とバカにならないぐらいの手数料がかかります。
ですので、ビットコインを積立する場合は、Zaifの方が良いと思います。ただ、Zaifでは扱っていない仮想通貨(ビットコインキャッシュなど)をどうしても積立したい方は、bitFlyer積立をするのもありです。
Zaifにアカウントを開設していない方は、簡単ですのでこの機会にどうぞ↓
2017年・積立をし続けた人の成果
言わずとしれたブロガー・イケハヤ氏
XEMが輝いている……。30万→130万。この積立分、ずっと赤字だったのです……。 pic.twitter.com/iXylRQfL4W
— ikehaya | Blockchain (@IHayato) December 19, 2017
ネムの価格が上がって、一時的に赤字だった積立分もこの時100万円の利益が発生しています。
そのあと暴落したのですが・・・・↓
仮想通貨暴落したといっても、XEMですら?昨年の9月から2倍ですからね……。
イケハヤが余裕なのは、こういう含み益が残っているからなのです。先行者優位。長い目で見ましょう。 pic.twitter.com/xzKy7C2e2E— ikehaya | Blockchain (@IHayato) February 2, 2018
暴落してもなお2倍以上を保っています。
ツイートにも書かれていますが、仮想通貨の市場は先行者優位なのです。早めに少額でもいいから始めておいて、長く積立をしていくと資産は増えていくでしょう。
最近積立を始めた主婦の方
今日の総資産もいつもの6万円台で変わりばえしないので、Zaif積立5日目の結果を載せます。
まだ数百円、大した事ないけど計算したら16%プラスです。それでも嬉しいカモ🦆 pic.twitter.com/Sv7Dkbt0XB— アラフィフ仮想通過ど素人主婦 (@KaiulaniLisa) February 14, 2018
5日しか経ってないのに16%プラスというのは普通じゃ考えられませんよね。この主婦の方もZaifで積立をしているようです。
Zaif積立で各コインに1万円ずつ投資してみた人
12月〜1月のZaifコイン積立(各通貨10,000円ずつ)の結果。40,800円が約57,000円だから…約1.4倍!なかなかのパフォーマンス。 pic.twitter.com/XSCYtyrUzG
— panstilve 4.0 (@panstilve) January 9, 2018
12月〜1月という不安定な相場でも、約1.4倍になったとのことです。低リスクですが、それ以上の高リターンがあるように思えます。
1年間ビットコイン積立したら・・・
過去1年間のビットコインの実際の相場価格を元に、1年間ビットコイン積み立て投資をした場合の試算結果をご紹介します。
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こちら、少し前のデータですが、1年かけて計12万円を積立した時のシミュレーションです。1.14244BTCというのは、執筆現在(2018年2月18日)のレート=約118万で計算すれば、およそ134万円になります。
つまり、12万円支払って積立したビットコインの価値は、今100万円を超えている、というこになります。
今年・翌年、とこの上昇相場が続く場合は、今からコツコツ積立したものが大きな資産になる可能性があります。
積立のおすすめ活用法
積立は「低いリスクで長期的なリターンを得る」投資です。ですので、爆発的に資産を増やすことはできません。
しかしながら、仮想通貨は、爆発的な上昇も魅力の一つであることから、当サイトでは「一部は短期売買トレードによってお金を増やし、一部は積立で堅調にお金を増やしていく」ことをおすすめします。
仮想通貨市場は今後さらに伸びていくという予想のもと、このような形をとることで、利益を出し続けることができるのではと考えます。
まとめ
今回は、ビットコインやイーサリアム、また今後伸びるとされている仮想通貨が低リスクで積立できることをご紹介しました。
上のおすすめ活用法でも書いたように、投資はリスクを分散させることが大事であり、短期売買で資産を増やす一方で、コツコツ積立をしていくというのも、戦略としてかなりアリです。
ぜひ、積立にチャレンジしてみてください。